日本の主に業務用で使用するコーヒーマシンの大半は海外メーカーの輸入品です。その大きな理由は、コーヒーの市場規模が日本と海外でまるで違う、
電気の製造に関する日本の法律規則が厳しい・・・主にこの2つが上げられます。さて、1口に業務用コーヒーメーカーと言っても、大きく分けて2種類有ります。ブリューワーとエスプレッソです。
ブリューワーとは、ドリップコーヒーを抽出する業務用コーヒーメーカー。フィルターペーパーを使い、ミル、グラインダーで挽いたコーヒーを純粋に上からお湯をかけて抽出します。基本的にアメリカが主体の市場で、日本の業務用コーヒーメーカーで出回っているブリューワーの大半はアメリカ製です。エスプレッソマシーンとは、ハンドルフォルダーに、やや細かく挽いた豆をつめタンピングし、マシンにより15気圧前後の圧力を掛けて抽出する。俗に言うところの泡立ちコーヒーが出る。エスプレッソコーヒー自体の抽出量は約40cc前後~多くても60cc行かない程度。ラテアートを行う等、抽出専門の技術を持つ『バリスタ』と呼ばれる人が使用するマシンは全てこのタイプ。WBC(ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ)、JBC(ジャパン・バリスタ・チャンピオンシップ)と呼ばれる競技大会もある。業務用コーヒーメーカーって、多種多彩ですね。